資格専門予備校の「TAC(タック)」。
2016年~2018年は毎年1200名以上の宅建士合格を出しているほど実績十分です。

宅建士の予備校に行こうと考えたことがある人なら「TAC」をご存知の人も多いのではないでしょうか?

TACなら私も知ってるけど高額なイメージがあるわ。

たしかに料金はそれなりにしますが、毎年1200名以上の合格実績は十分ですね。

すごい合格実績!どんな講座なのか気になる!
今回は、TACの宅建講座の内容とリアルな評判や口コミをご紹介します。
TACの宅建講座とは?
TACとは、資格専門予備校のこと。運営会社はTAC株式会社です。
1980年に東京都に「東京アカウンティング学院株式会社」を設立したのが始まり(後のTAC株式会社)。
宅地建物取引主任者(現在の宅地建物取引士)の講座は1986年に開かれています。
TACの宅建講座の内容とリアルな評判や口コミを詳しくみていきましょう。
TACの宅建講座の評判・口コミ
他にも評判・口コミを知りたい人は「合格体験記」をご覧ください。
それでは、TACの宅建講座を詳しくみていきましょう。
TACの宅建講座内容
TACの宅建士講座は開講時期や学習レベルに合わせて様々なコースがあります。
大きく以下の3つに分類されます。
- 初めて宅建試験の勉強をする人(初学者)
- 学習経験のある人・独学で勉強する人・受験経験者の人
- 宅建士に既に合格している方・宅建業に従事している人
今回はその中で「初めて勉強する人(初学者)」「学習経験のある人・独学の人・受験経験者の人」向けのコースをご紹介します。
初めて勉強する方向けのコース
初めて勉強する人向けのコースには以下の5つのコースがあります。
総合本科生SPlus(エスプラス)
総合本科生SPlus(エスプラス)の対象は「法律の学習が全く初めての人・じっくりと基礎固めをして、着実に知識を定着させながら学習を進めたい人・過去問対策を確実に行いたい人」です。
インプット・アウトプット共に安心・万全のコース。
講座は11月〜2月始まりであり、学習期間は8ヶ月〜11ヶ月、講義ペースは週2回。
通学講座・通信講座があり、共に196,000円(税込)〜で受講が可能です。
総合本科生S
総合本科生Sの対象は「適度な学習ペースで無理なく確実に学習を進めていきたい人・コツコツと勉強を積み重ねていくことができる人」です。
初めて勉強する人でも無理なく確実に合格が狙えるコース。
講座は1月〜4月始まりであり、学習期間は6ヶ月〜9ヶ月、講義ペースは週2回。
通学講座・通信講座があり、共に169,000円(税込)〜で受講が可能です。
総合本科生
総合本科生の対象は「標準的な学習期間に標準的な学習ペースで無理なく確実に学習を進めていきたい人・コツコツと勉強を積み重ねていくことができる人」です。
量・時間共にスタンダードなコース。
講座は4月〜6月始まりであり、学習期間は4ヶ月〜6ヶ月、講義ペースは週2回。
通学講座・通信講座があり、共に147,000円(消費税込)〜で受講が可能です。
速修本科生
速修本科生の対象は「短期間で、かつ基礎もしっかり学習したい方・5月〜7月からの学習開始を検討の人」です。
合格直結の短期集中型コース。
講座は5月・6月始まりであり、学習期間は4ヶ月〜5ヶ月、講義ペースは週2回。
通学講座・通信講座があり、共に121,000円(消費税込)〜で受講が可能です。
スマートWeb本科生
スマートWeb本科生の対象は「初めて勉強する人・学習経験者」です。
教室講座にはないWebの特性を活かしたカリキュラムとなってます。
合格に必要な知識を絞り、分かりやすい講義と教材で徹底的に学習することによって、効率的に合格を目指すコースです。
講座は4月〜10月始まりであり、学習期間は2ヶ月〜7ヶ月、講義ペースは週1回〜4回。
通信講座のみ、74,000円(消費税込)〜で受講が可能です。
学習経験のある方・独学の方・受験経験者の方向けのコース
学習経験のある人・独学の人・受験経験者の人向けのコースは以下の5つのコースがあります。
その中で、初めて勉強する人のコースには無い「実力完成本科生」「答練本科生」の2つのコースについて説明します。
実力完成本科生
実力完成本科生の対象は「これまでの学習方法に行き詰まりを感じている人・とにかく過去問を多く解きたい人」です。
カリキュラム内で過去問を解き、解説を受ける学習経験者向け専門のコースとなっております。
講座は3月〜6月始まりであり、学習期間は3ヶ月〜7ヶ月、講義ペースは週2回。
通学講座・通信講座があり、共に115,000円(消費税込)〜で受講が可能です。
答練本科生
答練本科生の対象は「学習経験者」です。
TAC宅建士講座の主要答練(答案練習)をまとめて受講できるコースとなっております。
過去問対策を徹底的に行う「過去問答練」を含め、「基礎答練、応用答練、直前答練、全国公開模試」と、着実に本試験対策を身に付けるためのアウトプット専用コースです。
講座は2月〜3月始まりであり、学習期間は7ヶ月〜8ヶ月、講義ペースは週1回〜2回。
通学講座・通信講座があり、共に90,000円(消費税込)〜で受講が可能です。
TACの宅建講座受講者の合格率
2018年度の宅建士試験の合格者数は1,255名。
しかも3年連続で、合格者数は1200名を超えています。
TACの宅建士合格者数 | |
2018年 | 1,255名 |
2017年 | 1,256名 |
2016年 | 1,216名 |
TACの宅建講座の受講方法
TACはの受講方法には「通学」と「通信」の2つがあります
通学講座
「通学」は全国にあるTACの学校に通って受講するスタイル。
教室講座・ビデオブース(個別DVD)・講座教室+Web講座・ビデオブース(個別DVD)+Web講座があります。
講座教室+Web講座は、通学しなくてもインターネット環境さえあれば、Webで受講できる使い勝手の良いものとなっております。
通信講座
「通信」は自宅や外出先でTACの授業が受講できるスタイル。
Web通信講座・DVD通信講座があります。
Web通信講座はインターネットを使って講義動画を視聴する学習スタイル。
いつでも好きな場所で何度でも学習できるのが特徴です。
DVD講座はテレビとDVDプレーヤーもしくはDVDが見れるパソコンがあれば、受講できます。
TACの宅建講座のメリット
TACの講座を受けるメリットは以下の通りです。
実際の体験者の声を元にしています。
- 頼れる講師陣たちが全力サポート
- 短期間での合格を可能とする戦略的なカリキュラム
- 長い時間をかけて培われた、合格のためのノウハウが詰まったオリジナル教材
- 自分にピッタリなコースが見つかる様々なコース設定
- 豊富な学習メディア
まずは、何といっても宅建士を知り尽くした講師が沢山おり、学習者をサポートしてくれること。
「合格すること」「宅建士試験に合格すること」を第一の指導方針にしています
次に、TACカリキュラムは宅建本試験を徹底的に分析し、合格に必要なポイントを絞り、効率的なカリキュラムを実現しています。
受講生アンケートをもとに、少しでも分かりやすい内容になるよう毎年改定も行ってるのです。
また、自分の生活環境に応じた最適なコース選びが可能。
そして、通学メディアを始めとして、社会人など通学することが難しい人にはWeb通信講座やDVD通信講座といった各種の通信講座も豊富に用意しています。
試験直前の時に「最低限これだけ覚えて!」と先生が作ってくれたプリントを渡されました。
内容の要点がとても分かりやすく整理されていて、これを繰り返し覚えたことで、合格につながったのだと強く感じています。
このプリントは講座に通っていないと貰えなかったもので、合格のエッセンスが沢山詰まっていました。
TACの宅建講座のデメリット
TACの講座のデメリットは以下の通りです。
実際の体験者の声を元にしています。
- 費用が割高である
- 予習・復習をやらずに授業へ臨むと分からないまま進んでしまう
- 授業のペースが早い(通学講座)
- 宅建業法の授業に入るのが少し遅めだった
やはり、通信のみをやっている資格会社に比べて費用はそれなりに高くなっています。
しかし、宅建に精通した講師陣など、合格に当たってのサポートを強く受けることができます。

後ほど詳しくご紹介しますが、割引制度もいろいろあるので、うまく使うことで費用をおさえましょう。
また、講義時間内に本日の内容を終わらせなくてはならないため、いつも急ぎ足で進むスピードが早いです。
予習をしてきた・復習をしてきたのを前提に授業が行われるため、予習・復習時間が講義以外の時間に取れないと、次の講義を受けても分からなかったことが多く置いてかれることもしばしば。
そして、カリキュラムによるのですが、講座によっては、最初に民法の授業があり、宅建業法の授業は一番最後に学習します。
試験ぎりぎりに宅建業法を学ぶので焦ります。注意が必要です。
宅建試験では「民法」「法令上の制限」「宅建業法」「税・その他」の4つの科目があります。
その中で宅建業法が試験合格の要と言われるほど重要なのですが、宅建業法の授業が遅めであり、試験日が近づいたころにあったため、本当にマスターできるのかと焦りもありました。
宅建業法の勉強は最初の授業から自分でもやっておいた方がいいと感じました。
TACの宅建講座の割引制度
TACには様々な割引制度があります。
講座料金が高いので、使える割引サービスがあれば使うべきでしょう。
割引制度には「再受講割引制度、受験経験者割引制度、宅建業従事者割引制度、他資格合格者割引制度、学生応援割引制度」などがあります。
詳しい条件や割引率はTACのホームページを参考にしてください。
TACの宅建講座の申し込み方法
申し込みは以下の4種類からお選びいただけます。
- インターネット(e受付)での申し込み
- TAC申し込み
- 郵送での申し込み
- 大学生協代理店での申し込み
申し込み方法(e受付)の流れは以下の通りです。
- e受付で申し込み
- クレジットカード(分割OK)・各種コンビニ振込・銀行振込・ペイジー(ゆうちょ決済)
- 会員証の発行・教材の受け取り
- 受講スタート
宅建登録講習(5点免除)
宅建試験には宅建登録講習を受ければ、点数が5点免除される(宅建試験の得点が5点分プラスされる)制度があります。
TACでもこの講座を受講することが可能です。
講習は1日目は9:30〜17:40、2日目は9:30〜17:00の計2日間、料金は22,000円(税込)。
郵送またはTAC受付窓口のみで申し込みをすることができます。
TAC登録実務講習の特徴は以下の通りです。
- 1クラス最大20名までの完全定員制
- 豊富な日程設定
- 演習は全て生講義
- オリジナルテキストを使用
TACの登録実務講習は少人数性の演習スタイルをとっており、全て生講義のため講義内容が記憶に残りやすくなっています。
また演習日程も豊富であり忙しい方でも日程が合わせやすくなっています。
そして、登録実務研修もオリジナルのテキストを使用しています。
受講要件として、宅建登録講習の申し込み時から2日間の講習修了日までの間、宅地建物取引業に従事し、有効な宅建業従事者証明書を所持・提示できる方が受講可能です。

宅建登録講習については詳しくは以下の記事をご覧ください。
コスパに優れたオンライン講座
TACの通信講座は他社と比べて、とても高額です。
通信講座ならコスパ重視のスタディングやフォーサイトがおすすめです。
スタディングの宅建講座
スタディングの宅建講座は通勤中や待ち時間などスマホやパソコンでいつでもどこでも学習できます。
講座内容には、ビデオ講座・音声講座・WEBテキスト・問題集・セレクト過去問集、13年分テーマ別過去問集が含まれています。
宅建試験は過去問の学習がとても大切ですが、スタディングは過去問が充実しているので安心です。
料金は税別18,500円(分割払いの場合、月々1,833円から)とコスパにとても優れています。
フォーサイトの宅建講座
フォーサイトの宅建講座は71.5%の高い合格率を誇ります。
基礎講座・過去問講座・直前対策講座から構成されており、フルカラーのテキスト、講義DVD、問題集などがついてきます。
3つの講座をセットで受講すると税別66,800円です。
教育訓練給付制度(一般教育訓練)の対象講座なので、条件を満たせば、修了までに支払った学費の20%がハローワーク(公共職業安定所)から給付され戻ってきます。
さらに、もし不合格になった場合でも一定の条件を満たせば、学費が全額戻ってくる全額返金保証制度があるので安心です。
TACの宅建講座のプログラム内容とリアルな評判&口コミまとめ
今回は、TACの宅建講座の講座内容と評判や口コミについてご紹介しました。
TACの宅建講座は通学だけでなく通信講座の幅も充実しています。
初めて勉強する人・独学で勉強する人・既に宅建を受けたことがある人など、それぞれに合わせた様々なプランがあるのも特徴です。
そして、頼れる講師陣やオリジナルテキストなど圧倒的なサポート力がTACの宅建講座の強みです。
講座料金が高いところがネックですが、合格者数の多さや評判・口コミを見ていただくとTACの良さがよくわかるでしょう。
気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
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