不動産業界で働く人ならぜひ持っておきたい資格「宅建士(宅地建物取引士)」。
不動産の売買や賃貸の仲介をするときに必ずおこなう重要事項説明をするために必要な資格です。
不動産業界で働く人はぜひ持っておきたい宅建士ですが、試験の合格率は17%(2022年)と低いんですよ。
えっ?そんなに低いの?
合格率が低い理由は3つあります。
合格できるか心配だわ。
安心してください。合格するためにはどうすればいいのかも合わせて説明しますね。
今回は、宅建の合格率が低い理由と合格するためにはどうすればいいのかをご説明します。
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宅建の合格率が低い理由
それでは、宅建の合格率が低い理由を詳しくみていきましょう。
合格率
2012年から2022年までの宅建の合格率は以下の通りです。
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格基準点(50点満点) | 合格率 |
2012 | 236,350 | 191,169 | 32,000 | 33点 | 16.7% |
2013 | 234,586 | 186,304 | 28,470 | 33点 | 15.3% |
2014 | 238,343 | 192,029 | 33,670 | 32点 | 17.5% |
2015 | 243,199 | 194,926 | 30,028 | 31点 | 15.4% |
2016 | 245,742 | 198,463 | 30,589 | 35点 | 15.4% |
2017 | 258,811 | 209,354 | 32,644 | 35点 | 15.6% |
2018 | 265,444 | 213,993 | 33,360 | 37点 | 15.6% |
2019 | 276,019 | 220,797 | 37,481 | 35点 | 17.0% |
2020(10月) | 204,163 | 168,989 | 29,728 | 38点 | 17.6% |
2020(12月) | 55,121 | 35,261 | 4,610 | 36点 | 13.1% |
2021(10月) | 256,704 | 209,749 | 37,579 | 34点 | 17.9% |
2021(12月) | 39,814 | 24,965 | 3,892 | 34点 | 15.6% |
2022 | 283,856 | 226,048 | 38,525 | 36点 | 17.0% |
5問免除の宅建登録講習を含めた全体の合格率は15%〜17%ほど。
10人に1〜2人しか受からないので、合格率は低いと言えます。
他の関連資格と比べると合格率は低くない
他の関連資格の合格率をご存知でしょうか?
宅建試験の合格率は15〜17%と低いですが、他の関連資格はさらに合格率が低いです。
関連資格の合格率は以下のとおり。
2019 | |||
資格名 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
行政書士 | 39,821 | 4,571 | 11.50% |
司法書士 | 13,683 | 601 | 3.57% |
マンション管理士 | 12,021 | 991 | 8.20% |
宅建の合格率も低いのですが、他に比べるとまだ宅建のほうが取りやすいというのがわかります。
合格率が低い理由
宅建の合格率が低い理由は、大きくわけて以下の3つです。
誰でも受けられる資格である
合格率が低い理由の1つ目は、「誰でも受けられる資格である」こと。
年齢・性別・学歴・職業に関係なく試験を受けることができるため、受験者数は多くなります。
それに伴い、あまり勉強してない人も増えるため、合格率は低くなる傾向にあるのです。
不動産業界の新入社員がたくさん受験する
合格率が低い理由の2つ目は、「不動産業界の新入社員がたくさん受験する」こと。
不動産業界に就職したばかりの新入社員や転職したての人など、知識が十分でない+勉強する時間がとれない人も多く受験しているので、合格率が低くなります。
不動産の売買や賃貸を仲介する責任の重大さ
合格率が低い理由の3つ目は、「不動産の売買や賃貸を仲介する責任の重大さ」です。
例えば、家選びには重大な責任をともないます。
簡単に合格するような資格の保有者に人生の大事なターニングポイントを任せるわけにはいきません。
したがって、宅建試験は難しくなり、必然的に合格率は低くなります。
合格率ぎ低い宅建に合格するための方法
さきほどもお話したように宅建の合格率は低いです。
しかし、受からないわけではありません。
勉強が得意ではない私でも一発合格することができました。大切なのは勉強時間と勉強方法(質)です。
勉強時間と勉強方法(質)について、詳しく紹介していきます。
勉強時間
基本ですが、宅建合格のためにはまず宅建の勉強時間を確保しましょう。
合格には300〜350時間の勉強時間が最低でも必要です。
朝晩や昼休み、電車での移動中などのスキマ時間にうまく時間を作って、勉強するようにしましょう。
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講座内容には、ビデオ講座・音声講座・WEBテキスト・問題集・セレクト過去問集、13年分テーマ別過去問集が含まれています。
宅建試験は過去問の学習がとても大切ですが、スタディングは過去問が充実しているので安心です。
料金は税別19,800円(分割払いの場合、月々1,784円から)とコスパにとても優れています。
講座を受講する
もちろん合格するために大事なことはしっかり勉強すること。
しかし、ただやみくもに勉強しても合格できませんし、社会人だとそもそも勉強する時間を確保するのも大変です。
試験で出るところを効率的に勉強することが合格への近道です。
「アガルートの宅建口座 」なら試験に出るところを重点的に学べます。
講座受講者の合格率はとても高い71.2%です。
登録講習を受ける
宅建の登録講習を受けると、試験時に5問を免除してもらうことができます。
5問免除というのは、簡単に言うと5問は正解になるということです。
それだけで合格に近づきます。実際、登録講習を受けた人の合格率は20%〜23%ほど。
合格率は5%ほど上がります。
ただし、誰もが登録講習を受けれるわけではありません。
条件は「受講するときに、宅建業をおこなっている企業で働いている人(宅地建物取引業に就いている)で、従業者証明書を持っていること。
講習料金は1万5000円から2万円程度が相場です。
宅建の合格率が低い理由によくある質問(FAQ)
宅建の合格率が低い理由に関して、よくある質問をまとめました。
宅建の合格率は?
宅建の2014から2019年までの合格率は15〜17%。ボーダーラインは35点です。
37点取れれば、ほぼ間違いなく合格できるでしょう。
独学でも合格できる?
もちろん独学で合格できます。
質の良い勉強&300〜350時間の勉強時間を確保しましょう。
多くの人はスタディング やアガルート などの通信講座をつかって効率よく勉強しています。
宅建の合格率が低い理由と合格するための方法まとめ
今回は、宅建の合格率が低い理由と合格するためにはどうすればいいのかをご説明しました。
合格率が低い理由は「誰でも受けられる資格である、不動産業界の新入社員がたくさん受験する、不動産の売買や賃貸の仲介する責任の重大さ」の3つ。
合格率は低いですが、受からないわけではありません。
勉強時間を確保し、正しい勉強方法をとれば、合格することができます。
スキマ時間に試験に出るところをしっかり勉強するようにしましょう。
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