国家資格の「宅地建物取引士(宅建士)」とは土地や建物などの不動産の取引に関する専門家です。
宅建士の資格がないと不動産業務における業務が制限され、メインとなる業務ができません。
しかしながら、宅建士の試験は一年に一回ですし、なおかつ、合格率は約17%と高くありません。
試験回数が少ないからこそ、一発合格できるようにしたいものですよね。
今回は、宅建合格を目指す方に「実際に素人の私が半年の独学で宅建士に一発合格した勉強方法とおすすめのテキスト(らくらく宅建塾)」をご紹介します。
私は元々は不動産業界と全く関係のない完全なド素人でしたが、半年間の独学で一発合格することができました。
独学で宅建士の試験合格を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
不動産業界で働いていて、元々知識がある方であれば、半年もかからずに宅建士に合格することも可能なはずです。
気になるところへ読み飛ばす
※いつでも解約OK!退会後もずっと無料で聞ける!
半年の独学で宅建士に一発合格した勉強方法とおすすめのテキスト
半年だけの独学で宅建士に一発合格した勉強方法とおすすめのテキストを詳しく解説していきます。
半年だけの独学で宅建士に一発合格した勉強方法とおすすめのテキスト
宅建士の資格が必要な理由
宅建士の資格が必要な理由は主に2つあります。
1つ目は「重要事項の説明をするため」です。
宅建士の資格がないと、土地・建物の売買および交換&賃貸の契約時に必要ないわゆる重要事項の説明等の業務ができません。
宅地建物取引業者は、取引の相手方に対し、契約が成立するまでの間に、宅地建物取引主任者をして、 取引に係る重要事項について、書面を交付して説明させなければならない。(第35条第1項)
出典元:国土交通省|重要事項に必要な要素
つまり、売買や賃貸を扱う不動産屋にいて、メインの業務ができないわけです。
2つ目は「不動産業をおこなうために、宅建士がいなくてはならない」からです。
「1つの事務所(例えばエイブルやミニミニなどの店舗であれば1店舗)において、5人につき1名以上の宅建士を設置しなければならない」と法律で定められています。
事務所等ごとに宅地建物取引業に従事する者の5分の1の割合で成年者である専任の取引主任者(宅地建物取引主任者証の交付を受けた者)を置くこと。
出典元:国土交通省|宅地建物取引業について
つまり、5人いたら1人は最低必要、6人いたら2人は最低必要ということです。
そのため、不動産関連企業の多くが宅建士の資格を持っている従業員に対して、2万円~5万円程度を資格手当てとして毎月支給している会社が多く存在します。
宅建は不動産業界で働いてる人にとって、出世するのにも必須の資格となっています。
宅建士の試験日程
宅建士の試験は2023年は10/15(日)13:00~15:00の日程で試験が実施されました。合格発表は11/21(火)です。
詳しくは、一般財団法人 不動産適正取引推進機構のHPをご覧ください。
宅建士の試験申し込み
宅建士の試験はインターネットと郵送での申し込みが可能です。
申し込み方法によって受付期間が違うのでご注意ください。
インターネットでの申し込み
2023年は7月3日(月)9時30分~7月19日(水)21時59分まで。24時間利用可能。
複数の試験会場がある都道府県の場合、先着順で試験会場を選択することができます。
郵送での申し込み
2022年は7月3日(月)から7月31日(月)まで。
郵送申込みの場合は試験案内を入手する必要があります。
配布場所は追って一般財団法人 不動産適正取引推進機構のHPに掲載されます。
宅建士の過去11年間の合格点、合格率
宅建士試験の過去11年間の合格点と合格率は以下の表のとおりです。
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格基準点(50点満点) | 合格率 |
2012 | 236,350 | 191,169 | 32,000 | 33点 | 16.7% |
2013 | 234,586 | 186,304 | 28,470 | 33点 | 15.3% |
2014 | 238,343 | 192,029 | 33,670 | 32点 | 17.5% |
2015 | 243,199 | 194,926 | 30,028 | 31点 | 15.4% |
2016 | 245,742 | 198,463 | 30,589 | 35点 | 15.4% |
2017 | 258,811 | 209,354 | 32,644 | 35点 | 15.6% |
2018 | 265,444 | 213,993 | 33,360 | 37点 | 15.6% |
2019 | 276,019 | 220,797 | 37,481 | 35点 | 17.0% |
2020(10月) | 204,163 | 168,989 | 29,728 | 38点 | 17.6% |
2020(12月) | 55,121 | 35,261 | 4,610 | 36点 | 13.1% |
2021(10月) | 256,704 | 209,749 | 37,579 | 34点 | 17.9% |
2021(12月) | 39,814 | 24,965 | 3,892 | 34点 | 15.6% |
2022 | 283,856 | 226,048 | 38,525 | 36点 | 17.0% |
合格率の平均は17%と決して高くないです。10人いて、合格できるのは2人もいないわけですから。
しかし、合格点を見てください。
50点中37点以上取れば、ほぼ間違いなく合格できます。約7割を取ればいいわけです。
合格率を見るのではなく、7割の点数を絶対取るんだという気持ちで勉強しましょう。
半年の独学で宅建士合格するためのおすすめのテキスト
半年の独学で宅建士試験を合格するためのおすすめのテキストをご紹介します。
私は、今回ご紹介するテキストとやり方で半年間独学で勉強することで、50問中48問正解ことができ、見事宅建士に一発合格できました。
おすすめのテキスト
私の購入したおすすめのテキストは宅建学院から出ている「2023年版 「らくらく宅建塾」」です。これ一冊でOK。
らくらく宅建塾にある重要点を書いて&口に出して&それを聞いて、手・目・口・耳をフル活用しながら少なくとも二回は読みこみましょう。
らくらく宅建塾がおすすめな理由
らくらく宅建塾がおすすめな理由は以下の三つです。
時間がない人にピッタリ
「条文を隅から隅まで」なんて勉強してる時間ありませんよね。本当は勉強するのがベストなのでしょうが、社会人にはそんな時間ありません。
「らくらく宅建塾」では試験に出るところだけをしっかり丁寧に説明してありますので、時間がない人でもこれだけ勉強するだけである程度の点数が取れます。
覚えやすさ抜群&とことんかみ砕いた説明
法律用語などの難しい言葉も、ゴロ合わせや替え歌・頭に残るイラストが多くあります。
また、わかりやすい表現で説明してあるのでスラスラ頭に入ります。
これなら全くの素人でもわかりやすそうね。
最新の試験に対応
最新の本試験問題を例題に採用するなど、最新年度にもしっかり対応しています。
また、らくらく宅建塾シリーズは20年以上の実績があります。
半年の独学で宅建士合格するためのおすすめの勉強方法
続いて、半年の独学で宅建士試験を合格するためのおすすめの勉強方法をご紹介します。
らくらく宅建塾で基礎の勉強が終わったら、過去問や問題集もやろう
先ほどご紹介したおすすめのテキスト「2023年版 「らくらく宅建塾」」は出るところだけをしっかり説明してくれる素晴らしい参考書ですが、それだけではなかなか合格できません。
「らくらく宅建塾」だけでは、カバーしきれてないところは過去問や問題集の演習をして、足りない部分を補いましょう。
本試験では6~7割は過去問が形を変えて、出題されます。
過去問演習では、ただ解いて、答え合わせをするだけでなく、解説をしっかり読み込むことが大切です。
おすすめは「パーフェクト宅建士」。
12年間分の過去問があること、そして、解説が非常にわかりやすいことがおすすめの理由です。
忘れないでほしいのは、過去問でいきなり勉強するのではなく、「らくらく宅建塾」で基礎を学んでから過去問をすること。
いきなり過去問をやっても言葉が難しすぎて、全然頭に入ってきませんからね。
通勤や空いた時間にスマホで勉強しよう
通勤中やちょっと空いたスキマ時間にスマホやタブレット端末で問題演習をしましょう。
スマホでできる通信講座ならテキスト教材と違って、場所も取りませんし、電車やカフェなどでも人目を気にせず勉強できるので時間を有効に使えます。
本気で合格したいならスタディングがおすすめ
本気で合格したいなら、宅建士合格者に評判の良い「スタディングの宅建士講座」。
月々1,784円から受けられますよ。
WEBテキストだけでなく、初心者にわかりやすいビデオ・音声講座がついているので、音楽を聴くのと同じように勉強できます。
また、12年分の過去問集があるので、傾向もしっかり学べます。
合格すると、3000円分のAmazonギフト券をもらえる制度も嬉しいですね。
スタディングの宅建講座についてもっと知りたい方はコチラを参考にしてみてください→スタディングの宅建講座の内容や評判・口コミを徹底解説
少し金額が高い人にはオンスク.JP
少し金額が高いという人には「様々な資格学習が1078円でウケホーダイ!【オンスク.JP】」がおすすめ。
オリジナルの問題演習をスマホで簡単に受けることができます。
月額1,078円からできるので、一括払いで何万円するサービスと違って、気軽に始めることが可能です。
脳がさえている朝の時間帯に復習しよう
宅建士試験を受ける多くの人は社会人なので、勉強は会社から帰ってから、もしくは休日になるでしょう。
勉強した次の日は30分でいいです。30分でいいので、前日に勉強したところを復習するようにしてください。
脳への定着が二倍から三倍は違います。
合計勉強時間が同じなら、朝復習したほうが効率よく頭に入ってきます。
私が勉強した時間
平日と休日で勉強した時間は違いますし、もちろん飲み会や他にも予定があり、勉強できない日もありました。
しかし、平均すると一日2時間(朝30分・夜1時間30分)は勉強してました。
一か月が30日として、一日2時間×30日=60時間
それを半年続けましたので、60時間×6ヵ月=360時間
半年で360時間は必死に勉強しました。
半年の独学に発生した費用
僕が購入したのは「らくらく宅建塾(3,000円ほど)」とユーキャンの過去問(3,000円ほど)。
宅建試験の独学で使用したのは6,000円程度です。
独学なら費用は最小限て済みます。
心配な方は上記に加えて、スマホで「スタディング (税込19,800円)」をやるといいでしょう。
移動時間やスキマ時間にさくっと勉強できるのでおすすめです。
資格の学校に通ったりするとこんなもんじゃ済みませんよ。10万円超えることもしばしばあります。
しかしながら、資格の学校はプロです。
半年での合格や独学に自信がない人は資格の学校を試してみるのもいいでしょう。
お金をできるだけ節約したい人は私のようにオンライン講座と組み合わせるのがおすすめ。
半年の独学で宅建に合格する方法によくある質問(FAQ)
半年の独学で宅建に合格する方法に関して、よくある質問をまとめました。
半年で合格するには、一日にどれくらいの時間勉強すればいい?
一日平均2時間、計360時間くらい勉強しましょう。
おすすめのテキストで勉強するだけで合格できますか?
おすすめのテキストだけではカバーできてない箇所もあるので、足りない分は過去問で補いましょう。
独学にはどれくらい費用がかかった?
計2万5千円ほどの費用がかかります。
おすすめ宅建士のテキストが3,000円ほど。過去問が3,000円ほど。
加えて、電車での移動中などにオンラインで勉強できるサービスが18, 500円です。
素人が半年の独学で宅建士に合格する方法とおすすめのテキストまとめ
今回は、「半年の独学で宅建士に一発合格した勉強方法とおすすめのテキスト」をご紹介しました。
半年の独学で宅建士に合格するために必要なテキストは「らくらく宅建塾」だけでOK。
しかしながら、「らくらく宅建塾」だけでは足りませせん。
カバーしきれてないところは過去問の演習をしましょう。また、解説をしっかり読み込むことが大切です。
通勤中の電車やちょっと時間が空いたときに、通信講座で過去問をするのも時間を効率よく使えて、おすすめ。
また、朝の脳がさえている時間帯に30分だけでも前日勉強したことの復習をしましょう。
脳への定着が大幅に違います。
効率的な勉強方法の実践と参考書選びを間違えなければ、全くの素人でも半年あれば合格できます。
業界の方であれば、元々の知識・経験が豊富ですので、3か月あれば十分合格できると思います。
半年の独学での宅建士一発合格目指して、頑張ってみてください。
※いつでも解約OK!退会後もずっと無料で聞ける!
コメント