なぜ宅建に受からないのか、不合格になるのかわかりますか?
不動産業界で働く私の周りには、宅建士の人が多くいますが、「一発で受かった」なんて人や「10年続けてやっと受かった」という人など様々です。

受からない人は共通点でもあるのかな?

たくさんの人に話を聞く中で、宅建に受からない人には3つの特徴があることがわかりました。
今回は、「宅建に受からない人の3つの特徴」と「不合格にならないための対策」を解説します。
宅建士の試験に初めて挑戦する人、今までなかなか受からなかった人はぜひ参考にしてみてください。
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宅建に受からない人の3つの特徴と対策
宅建に受からない人には3つの特徴があります。
1つ目は、出題されない科目ばかりに時間をかけてしまう「計画性のない」タイプ。
2つ目は、勉強スケジュールをなにがなんでも守って、最期までたどり着く前に試験本番を迎えてしまう「まじめすぎる」タイプです。
そして、最後の3つ目は、緊張しすぎて本番に力が発揮できない「緊張してしまう」タイプ。

それぞれ詳しい説明と対策をみていきましょう。
計画性がない
宅建に受からない特徴でまず多いのが「計画性のない人」です。
宅建に興味を持った方は「就職に有利、受験資格はなし、独学で一発合格」など耳にしている方が多いでしょう。
善は急げと書店に向かってテキストを購入し、やる気満々で開いた最初の第1章は大抵の場合は「民法」。

「民法」は範囲が広く難しい上に勉強したのに試験に出ない科目が多いため、効率が悪い科目なのです。
詐欺や錯誤といった慣れない言葉につまずいてしまい、勢いで購入したテキストが分かりづらかったのではないかと考え、別のテキストを購入してまた一から始めてしまう方も。
気が付けば試験間近・・・。もちろんこの状態では合格は非常に難しいです。
そして、来年こそは心機一転と思いながら、また第一章の「民法」から勉強してしまいます。
そのため、計画性のない人は民法だけに強くなっているということが起こるのです。

まずは全体を把握するために学習計画を立てましょう。
得点の配分をしっかり押さえてスタートすることで、効率的に合格するための知識を得られます。
得点の配分が高い順番は、宅建業法→権利関係→法令上の制限→その他法令の順です。
まじめ過ぎる
意外にも真面目過ぎると合格から遠のいてしまう場合もあります。
「最初に立てた計画を守ることを優先しすぎてしまう」タイプです。
スケジュールを綿密に立てすぎて、一日も遅らせたくないと無理に進めると肝心の理解が追い付きません。
進めていくうちに得意な項目が出きて、当初のスケジュールより前倒しになることなどもあります。
スケジュール通りいかないことがあっても、自分の得意分野と苦手分野を理解して、スケジュールを都度修正しながら試験勉強を進めていきましょう。
また、真面目な方は試験当日も注意が必要です。
試験問題は「民法」から1問目がスタートします。
さきほどもお話した通り「民法」は過去の問題で出たことのない初めて見る問題が出てくることがよくあります。
初めて見る問題に時間を取られてしまい、気が付いたら残り時間が少なくなっていて落ち着いて解けなかったという話もあります。
普段だったら正解できる問題を落とさないよう、難しい問題で悩まずに後回しにして、飛ばしながらでもまずは最後まで問題を解きましょう。

最初立てたスケジュール通り勉強が進むことは難しいです。2~3週間ごとにスケジュールを見直しながら進めていきましょう。
試験当日も全問正解を目指すのではなく、合格ラインの7割正解できるよう要領よく取り組んでいきましょう。
緊張しすぎて、本番に弱い
皆さんもスポーツや発表会で今までできたことが本番でできないといった経験はないでしょうか。
普段できていることが本番でできないなんて、本当にもったいないですよね。
過去問では合格点を取れていた人が落ちてしまうのは、「試験の雰囲気に飲まれて、普段の実力を発揮できない」ためです。

性格もあるので、人それぞれですが、一度経験するのとしないのでは大きな差があります。
試験内容ではなく、試験そのものに不安がある方はぜひ模試をお勧めします。
本番さながらの雰囲気で行うことで、試験までの最後のモチベーションアップと予行練習ができます。
そして、毎年試験を見て傾向を熟知している優秀な講師陣が予想した問題をおさえておくこともできます。
試験直前の追い込みとして、模試でしっかりとリハーサルをして、前向きな気持ちで試験に向かえるのであれば代金を払う価値は充分にあるでしょう。

模試を活用しましょう。雰囲気に慣れるだけでなく試験直前に思わぬ弱点を発見できることもあります。
また、試験前日は早く休んで体調を整え、当日は試験会場の雰囲気に慣れるよう余裕をもっていきましょう。
なぜ宅建に受からない?不合格になる人の特徴!まとめ
今回は、「宅建に受からない人の3つの特徴」と「不合格にならないための対策」を解説しました。
もし自分が上記3つの特徴のどれかに当てはまっていても悲観することはありません。
対策をしっかりと行って学習に取り組めば合格が近づくことでしょう。
すでに学習に取り組んでいる方も、ぜひ自分の特徴を振り返ってみてください。
年に一度の試験で後悔しないよう自分の特徴を理解してしっかりと取り組んでいきましょう。
実際に宅建合格者・不合格者の計10人に試験を受けて良かった点・悪かった点・勉強方法・勉強時間などを聞き取りしましたので、あわせてご覧ください→2021年宅建試験の合格者と不合格者のリアルな感想まとめ
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