宅建合格を目指す人の悩みの一つがスケジュールと勉強時間。
勉強を始める前にまずしっかりとしたスケジュールを立てなければ合格できません。
じゃあどういうスケジュールで勉強すればいいの?何時間くらい勉強すれば合格できるの?
私が独学で合格したときは半年間ほぼ毎日2時間ほど(計360時間)勉強しました。
今回は、一般的な宅建合格者のスケジュールと勉強時間、私が実際に合格したときのスケジュールと勉強時間を詳しく説明します。
- 総勉強時間はどれくらい必要なのか
- 毎日何時間勉強すればいいのか
- 何日間勉強すればいいのか
宅建合格を目指している人は参考にしてみてください。
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独学で宅建合格するためのスケジュール
宅建に独学で合格するためには勉強をする前に試験日までのスケジュールを計画しておく必要があります。
初めて宅建を勉強する人では一般的に400時間は勉強する必要があると言われています。
もちろん目安ではあり、より少ない時間で合格をすることもできますが、合格率を高めるために400時間を目指しましょう。
400時間は確保するには、4か月から6か月前に勉強をはじめることで余裕のあるスケジュールを組むことができます。
例えば、180日前からだと平日に2時間、土日に3時間ずつで400時間以上の勉強時間をクリアすることが可能です。
私の場合は、180日間ほぼ毎日2時間ほど(計360時間)の勉強でした。
独学で宅建合格するためのスケジュールを具体的な流れで説明していきます。
勉強する時間の配分は人それぞれなので自分に合った計画を立てて継続しましょう。
テキストでインプットし問題集を解いてみる(1か月〜2か月)
勉強はじめの1か月~2か月は、まずはテキストを読んで宅建の4つの分野(宅建業法・権利関係・法令上の制限・税その他)がどのような内容なのかを頭に入れましょう。
おすすめは宅建学院から出ている「らくらく宅建塾」。
わかりやすくかみ砕いてあるので、宅建になじみのない人でも頭に入りやすいです。
4分野にはそれぞれ特徴がありますが、難しいと言われている権利関係から読みはじめると挫折してしまうかもしれません。
後回しにした方がいいでしょう。
テキストに書いてあることを完全に覚えようとする必要はありません。
テキストを読み終わった後は、問題集を解きながら分からなかった科目の部分だけを復習するようにしましょう。
陥りやすいのはテキストばかり読んでしまうことです。
テキストだけ読んでいても問題が解けるようにはなりませんので。
テキストを読むのがはかどらない・苦手という方はAmazonのオーディブルなら聴いて覚えることができるのでおすすめです。
問題集・過去問で繰り返しアウトプットする(2か月〜3か月)
テキストで一通り読んだ後は本格的に過去問で勉強していきます。
宅建は過去問から6割ほど出ます。
6割と言ってもまったく同じ問題ではなく、似た問題だったり、過去問の周辺から出るという意味です。
過去問を何周するべきかは理解度によって個人差があります。
一般的に過去問で平均して9割とれるようになれば合格圏内と言われています。
しかし、過去問を丸暗記して答えを覚えてしまっても本当の意味で理解できていないので注意してください。
間違えた問題はチェックしておくことが大切です。
同じ問題を何度も間違えていたらテキストや解説動画などで復習してしっかり理解するようにしましょう。
1回復習して終わりではなく、1週間ごとなど定期的に見直すことで記憶に定着しやすくなります。
模試や予想問題で実力を確認する(1か月〜2か月)
試験日まで残り1〜2か月になったら過去問の勉強と並行して模試や予想問題を解いてみましょう。
なぜ模試を受ける必要があるかというと現時点での自分の実力、何点とれるのかを把握することが大切だからです。
過去問だけを繰り返し解いて8割、9割をとれるようになったとしても応用力が備わっていないことがあります。
宅建の試験では過去問から6割程度出題されると言われており、残りの4割は見たことがない問題が出題されることになります。
応用力がないと初見の問題に全く対応できない可能性があるので、模試や予想問題に触れて視点が違う問題にも対応できるようにしておきましょう。
独学合格のための分野別のスケジュール
宅建は大きく分けて4つの分野があります。
それぞれ特徴があるので、分野別のスケジュール・時間配分は以下のとおりです。
- 宅建業法:160時間
- 権利関係:130時間
- 法令上の制限:70時間
- 税・その他:40時間
「宅建業法」は50問中20問出題されます。
他の分野と比べて基礎的な内容が多いためミスが許されない分野です。
暗記する科目も多いため、まずは宅建業法を優先して勉強しましょう。
「権利関係」は50問中14問で、権利関係に含まれる民法は法律の知識がない人にとっては馴染みがなく苦戦しやすい分野です。
しかし、代理や相続など毎年出題される問題も決まっているため過去問やテキストをやり込むことで対処することができます。
「法令上の制限」は8問出題され他の受験生と差がつきやすい分野です。
都市計画法と建築基準法でそれぞれ2問あり、範囲も広いため重要なポイントを絞って暗記する必要があります。
「税」については、科目ごとに問題の内容は固定されているので数字などを間違えないよう覚えておきましょう。
土地や建物は出題範囲が広いので、頻出問題を押さえておくことが大切です。
全ての分野に共通することは近年法改正された科目が出題されやすいです。
必ず最新のテキストや問題集で勉強してください。
得意・不得意な分野は人それぞれなので、上記の時間配分を参考にしながら自分に合った時間配分を考えることが大切です。
独学で宅建合格するためのスケジュールまとめ
今回は宅建を独学で合格するためのスケジュールを解説しました。
宅建を独学で合格するには勉強時間は最低400時間(勉強期間は6か月、毎日の勉強時間は2時間)はできればほしいものです。
半年間勉強することは簡単ではありません。
仕事や学業が忙しい時期もあるでしょう。
しかし、隙間時間を利用したり土日にまとめて勉強したりと勉強時間を確保してください。
宅建の独学では不安な部分も多いですが、しっかりとスケジュールを立ててから勉強をはじめることが大切です。
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