宅建士の試験3ヵ月前になって、時間がないと焦ってませんか?
まだ全然勉強できてないけどどうしたらいいんだろう。
何をすれば良いのか、このままの勉強で合格できるのか不安ですよね。
3ヵ月前は一問一答形式や科目別の過去問演習をひたすら解くことが大切です。
また、3ヵ月前から勉強を始めた人でも効率よく勉強すれば合格を目指すことも可能です。
今回は、宅建試験の3ヵ月前にはどんな勉強をすればいいのかを詳しく解説します。
効率よく勉強するコツについても紹介しますね。
宅建試験の3カ月前にはどのような勉強をするべきか?
宅建試験の勉強をしていると、自分が取り組んでいる学習方法で本当に大丈夫なのかと不安に陥ることがありませんか?
宅建試験は10月なので、3ヵ月前の7月は基本テキストや演習問題を終えて、過去問に本格的に取り組む時期です。
しかし、過去問に取り組んでもイマイチ実力がついている実感が湧かないという声も少なくありません。
一体、宅建試験の3ヵ月前という時期にはどのようなアプローチが必要なのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
過去問を繰り返すことが重要
3ヵ月前からは過去問を繰り返して、重要事項をあぶりだし、試験に必要な知識を頭にいれていく作業が必要です。
市販の過去問には、科目ごと、年度ごと、一問一答形式の過去問など、さまざまなタイプの教材が販売されています。
もし、短期で必要な知識を効率よく身につけるのであれば「一問一答形式」の過去問がオススメです。
また、科目別の過去問も必要ですが、一問一答形式の問題集と併用することをお勧めします。
一問一答形式の過去問
一問一答形式の過去問は、これまで出題されてきた頻出論点がまとめられており、重要な知識だけを重点的に学習することができます。
実は試験問題というのは、試験委員が問題を作る段階でほとんどの人が解けない問題を盛り込みます。
過去問を解いて演習をするときに、奇問や難問に悩んで時間を要するのは非効率。
宅建に合格するために必要なのは、みんなが解ける問題を確実に正解することです。
他の人が解けない問題を解けることが合格につながるわけではありません。
科目別の過去問
科目別の過去問集は科目ごとの多彩な出題パターンをしっかりと学び、一問一答形式で重要論点を覚え込むことが可能です。
科目別過去問集では、4肢択一の問題がフルに収録されているので、選択肢の中でも正解に必要な知識がどれだったかという確認作業を効率良く行うことも忘れずに行いましょう。
基本事項が終わってなくても焦る必要はない
宅建試験の3ヵ月前に基本事項のすべてが終わっていなくても焦る必要はありません。
早く基本事項を終えて、過去問へ取り組むコツは、さっさと基本テキストを1周読み進めることです。
多くの人は民法でつまずいてしまい、進捗が遅れてしまいます。
民法は宅建試験の中では「守りの科目」であり、得意科目にして高い正答率を目指すという科目ではありません。
1周目を読み進めながら、総則には「制限行為能力者、意思表示、代理、時効などが書かれている」といった知識がおおよそ頭に入っていれば、細かい知識は過去問から学ぶのが効率的です。
王道のアプローチとしては、1単元が終わった段階で、一問一答形式の問題を解きます。
そして、一問一答形式の過去問の出題事項がテキストのどこに記載されているかをチェックして、情報にメリハリをつけていきます。
このように学習を進めることで、過去問を一巡するころには、重要論点が一通り抑えられているはずです。
とにかくテキストを前に進めて、一問一答の過去問で重要論点を抑えることに集中し、わからない部分はあとで戻る感覚を身につけましょう。
3カ月前から宅建試験の勉強を始める人がすべきこと
宅建を受験する人の中には、試験の3ヵ月前から学習を始める人もいます。
時間がないから合格は難しいのではと感じられますが、合格に必要な論点を効率よく学んでコツを掴んでしまえば、3ヵ月での合格も十分可能です。
実際に3ヵ月で合格したという人の感想も合わせてご覧ください→2019年宅建試験の合格者と不合格者のリアルな感想まとめ
試験3カ月前から学習する人であれば、最初の1ヵ月で基本テキストを流し読みして、一問一答の過去問で重要論点を抑える方法が効率的です。
勉強に自信がある人であれば、基本テキストをさらっと読んで、一問一答形式の演習や科目別の過去問に取り掛かっても問題ないでしょう。
1カ月で全体を一周するイメージで学習をして、2カ月目からは演習を積んで重要論点を徹底的に覚えることで、宅建試験に合格する力を養うことができます。
基本事項を学んだら早期に問題演習を
3ヵ月前から勉強を始めた人の注意点としては、わからない部分があっても深入りしないこと。
例えば、テキストを読んでいて、民法でどうしても理解できない部分が出てきたとします。
その項目を理解しようと、他の書籍を調べてみるなど時間をかけていると、勉強時間がいくらあっても足りません。
わからない部分には付箋を貼って読み飛ばし、後々の演習を通して理解をするようにしましょう。
宅建試験では基本事項がわからなくても、演習を通して解説を読み込んだ後で理解できるということがあります。
宅建業法にウェイトを置くべき
宅建試験の3ヵ月前に勉強を始める人に特に意識して欲しいことは、宅建業法にウェイトを置いて最後まで走り抜くということです。
宅建試験で合格するためには、宅建業法が得点源です。
宅建業法をマスターしてしまえば、民法や建築基準法などのとっつきにくい科目が多少できなくても合格できます。
逆に民法が得意だと思い込んでいる受験生は要注意です。
え?そうなの?
民法はとても奥深い科目であり、宅建試験のテキストに書かれている内容は民法全体の中でも不動産取引において重要な論点となる部分のみです。
民法は過去問の難易度も高く、単純知識で正答できる問題は限られています。
ここに時間をかけても得点は伸びません。
宅建業法であれば、必須知識のポイントを抑えるだけでもしっかり得点可能なので、宅建業法が得点源という意識を常に持ち続けましょう(条文による単純知識が多いためです)。
宅建試験3ヵ月前は実力が合格レベルに達してないのは当たり前
一部の例外を除いて、多くの受験生が合格レベルに達するのは試験直前1週間~2週間です。
直前まで模試を受けてもなかなか合格点が取れずにいたのに、試験では高得点が取れたという人が多いのはこのためです。
宅建試験の3ヵ月前というのは知識があやふやでわからない状況が当たりまえ。
後半で実力を伸ばせるように意識して、焦らず確実に知識を身につける時期と言えるでしょう。
宅建試験の3カ月前は基本事項を一通り学習しているのがベスト
宅建試験の3か月前に最低限到達しておきたいラインは、基本事項を学習し終えていることです。
すべての知識を頭にいれておく必要まではありませんが、うっすらとでも全体像を頭にいれておくことが大切です。
この時点では、民法には「総則、物権、債権、相続、家族法」があって、試験で頻出とされる論点をなんとなく思い出せる、また、テキストのどこに書かれているか探すことができる程度の知識で大丈夫です。
このような「うっすらとぼやけた知識」から過去問を通じて重要論点、頻出論点をあぶり出し、試験で使うことができる知識を身につけていきます。
宅建試験3ヵ月前にすべきことよくある質問(FAQ)
宅建試験3ヵ月前にすべきことに関して、よくある質問をまとめました。
試験3ヵ月前にはどういう勉強をすべき?
一問一答形式の過去問をした後に科目別の過去問をやりましょう。
一問一答形式の過去問は、これまで出題されてきた頻出論点がまとめられており、重要な知識だけを重点的に学習することができます。
3ヵ月前にまだ基本事項が終わってないけど間に合う?
間に合います。
さっさと基本テキストを1周読み進めて、過去問演習に入りましょう。
おおよその流れが頭に入っていれば、細かい知識は過去問から学ぶのが効率的です。
3ヵ月前から勉強を始める人でも合格できる?
試験3カ月前から学習する人でも、合格できる可能性は十分あります。
最初の1ヵ月で基本テキストを流し読みして、一問一答の過去問で重要論点を抑える方法が効率的です。
また、得点配分の高い宅建業法から学習するのが合格への近道です。
宅建試験の3ヵ月前に勉強すべきことまとめ
今回は、宅建試験の3ヵ月前にやるべきこと、到達しておくべき範囲について解説しました。
宅建試験の3ヵ月前は演習を重ねて知識の精度を高める時期です。
できれば、基本テキストの内容は1周して、うっすらと全体像を頭にいれておきましょう。
しかしながら、3カ月前も焦る必要はありません。短期間で合格するコツは宅建業法を得点源にすることです。
また、合格者が落とさない必須論点を確実に正解することが大切となります。
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