給料が高いイメージがあり、漠然と不動産関係の会社へ就職したいと考えてる人も多いでしょう。
不動産会社で働きたい!
一言に不動産会社と言っても様々な種類があり、仕事内容が異なるので、どういう仕事をしたいのか明確にする必要があります。
求人情報はハローワーク、知人の紹介、インターネットサイトなどで探しましょう。
いい求人情報をみつけられたとしても、「どういう人材が求められているのか」を把握してないと面接で落ちてしまうことも。
また、就職した後に「不動産業界に合わない」なんてなったら目も当てられません。
不動産業界のタイプ別の仕事内容、求人情報の探し方、求められる人材は事前に知っておきましょう。
なるほどね。いろいろ教えて!
今回は、不動産業界のタイプ別の仕事内容、求人の探し方、求められる人材について解説します。
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不動産会社への就職を考える前に市場規模を知ろう
公益財団法人不動産流通推進センターは平成28年度(2016年)の不動産業界の年間売上高は43兆円と発表しました。
これは自動車産業、建設業界、医療業界についでの大きな市場規模です。
不動産業界は日本経済をけん引している重要な業界といっても差し支えありえません。
不動産会社はどんな仕事をするの?
市場規模が大きい不動産会社ですが、仕事内容が多岐に渡ることでも知られています。
不動産の売買・賃貸、取り扱う不動産の種類が戸建てなのか・マンションなのかでも仕事内容が異なるのです。
まずは不動産会社にどのような業種があるのか全体を確認してみましょう。
不動産売買業
不動産売買はその名のとおり、土地や建物を売買する仕事。
自社で土地を大規模に購入し、そこに住宅を建築し建売販売するデベロッパー、不動産の売買の仲介業、事業用不動産に特化して建物の建築まで一括して請け負うなど、売買と一言でいっても仕事内容は様々です。
売買においては営業成績が良ければ、給与も営業成績に比例してインセンティブが与えられます。
そのため、営業が得意な人に人気の職種でもあります。
ハードな仕事内容ではありますが、中には年収1,000万円以上稼ぐ営業マンもいるので、努力が報われる業種と言えるでしょう。
不動産賃貸業
不動産の賃貸業は自社の不動産を貸し付ける、または賃貸の仲介するビジネスを行います。
物件の種類はアパート、マンション、土地、倉庫、事務所、駐車場など様々。
物件を借りたいお客さんと物件を貸したいオーナーさんの間に立って取引をサポートするのが主な仕事です。
マンションの分譲販売
マンションの分譲販売はマンション建築の企画、設計、施工管理、販売までを一括して行います。
どのプロセスの仕事を担当するかで業務内容は全く異なりますが、営業マンであればテレアポ、ポスティングなど地道な営業活動を行います。
また、休日であれば見学希望者の接客を担当することになり、拘束時間は長めと言えるでしょう。
しかし、市場規模は3兆円と言われており、マンション販売は大手が行っているケースが多いため、高収入を狙うのにはオススメです。
ディベロッパー
ディベロッパーとは大規模な不動産開発を手掛ける不動産会社です。
まずは不動産開発に向けた土地の取得、そのうえで開発内容を決定して、大手ゼネコンなどに依頼をして事業を進めていきます。
経験が浅いうちは既に開発された物件の販売など、営業活動に回されることが多いです。
しかし、実力がついてくれば開発に携わる大きな仕事を任せてもらえるので、スケールの大きい仕事をしたい人にオススメ。
不動産投資用物件の販売
これは居住を目的とした不動産ではなく、あくまで投資を目的とした物件の販売を手掛ける不動産会社です。
投資物件を取り扱う不動産会社は営業職を多く募集しており、結果を残せれば高額報酬も夢ではありませんが、かなりタフな仕事です。
また、投資家は一般のお客さんと違い、不動産に関する専門知識を持っている人も多いため、レベルの高いアドバイスなどコンサル領域の仕事を求められることもあります。
不動産コンサルティング
不動産コンサルティングは不動産を保有するオーナーなどに、資産運用や不動産活用をアドバイスする業務を行います。
不動産取引、経済、法律、税務などの幅広い知識を求められるのでレベルの高い職種です。
しかし、「コンサルタント」という名称は誰でも名乗ることができるため、客観性を証明するためにも宅建や不動産コンサルティングマスターなどの資格を取得すべきでしょう。
不動産業界に就職したい場合はどうすれば良いのか?
不動産業界の就職は以下の3つが主な窓口となります。
詳しくみていきましょう。
ハローワーク
現在では不動産業界へ就職、転職でハローワークを利用する人は少数派となりました。
どうしても画一的な支援になりがちであるため、情報が少ないのが実情です。
しかし、不動産会社の事務職で働きたい、パートで働きたいという人であれば、ハローワークを活用することで地域の不動産会社へ就職することは十分可能です。
縁故や知人からの紹介
不動産会社でも一部は縁故や知人からの紹介などのコネ入社があります。
しかし、不動産業界は非常にタフでハードな仕事です。
入社できたからといって、長く働けるかは別問題と言えるでしょう。
転職においては、現在の職場で良好な営業成績を残していると、知人やエージェントからヘッドハンティングの声がかかることもあります。
インターネット求人サイト
現在では多くの人がインターネット求人サイトを利用して就職をしています。
就職の情報を一括して確認することができ、効率的に就職活動を進めることができるのでオススメです。
また、就職のアドバイザーからのサポートを受けることもできるので、早く不動産会社に就職したい人はインターネット求人サイトを利用してみるといいでしょう。
不動産会社ではどのような人材が求められるのか?
では、不動産業界ではどのような人材が求められているのでしょうか?
不動産業界で求められる人材は以下の通りです。
詳しくみていきましょう。
目標達成する強い意志がある人
不動産業界で求められる人材は目標達成に関して強い意志を持っている人材が求められています。
不動産の仕事は営業ノルマやプロジェクトにおいて、売上目標を掲げてそれに向けてマネジメントを行い達成しなければなりません。
売上目標を達成できなければ会社としても利益に繋がらないため、目標達成意識の強い人材が求められています。
コミュニケーション能力が高い人
不動産業界では、コミュニケーション能力が高くなければいけません。
個人を相手にする場合でも、法人を相手に仕事をする場合でも、相手が何を求めているのかを引き出して最適な提案をしていく必要があります。
相手の話をよく聞いてあげる、自分の要望もしっかり伝えるという総合的なコミュニケーション能力が必要でしょう。
精神的にタフな人
不動産業界では精神的にタフな人材が求められます。
ノルマ達成の重圧、お客様からの理不尽な要求など、これらのストレスを乗り越えて毎月の売上目標を達成する必要があります。
精神的にタフでなければ長く仕事を続けることは難しいでしょう。
不動産会社への就職方法まとめ
今回は、不動産会社のタイプ別の仕事内容、求人の探し方、求められる人材について解説しました。
不動産業界は市場規模が大きく40兆円を規模の市場です。
タフで少々のことではくじけない精神力が求められるますが、営業成績がよければ高収入を目指せるため、新卒からの人気も高い。
ハローワークなどを活用するよりもインターネット求人サイトを利用することで、効率良く就職、転職活動ができます。
不動産の売買、賃貸、デベロッパーなど各分野で仕事内容は大きく異なりますので、自分に合った就職先を探しましょう。
不動産業界の業態別の業務内容については別記事で詳しく書いてますので、合わせてご覧ください。
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